前回開催の第10回までは、次回F3を開催する為の初ミーティングを開催前年の11月頃に行っていました。しかし今回は桧山高原の風車工事とF3の日程が重なり、先が見えない状況の為、開催当年の2月に第11回F3の初ミィーティングを行う事となってしましました。ミィーティングの内容は、今桧山高原は風車工事の真最中、そんな中で第11回F3を開催するか?開催となった場合の内容はどうするか?でした、皆で話しあって出た結論は、第11回F3は“前年と同じ内容で安全対策を強く施しながら、気持ち縮小しながらの開催で進めよう”でした、2010年2月スタッフの気持ちが整った所で、FUKUSHIMA FOURWHEELER’S FESTIVAL VOL.XI開催に向けての幕が切って落とされました。
色々と会場のレイアウトを考え、幾度となく皆で検討を重ねた結果、M3(まさるチャン家のMUD MUD MAD)のコースとオフロードコースを同じエリア内に設定する事に最終決定、同じエリアで大きな催しが重なって行われる事はスタッフも初めての経験で、どうなる事やら見通しが見えない中での開催となりそうです。
開催前一番気になるのは当日の天気、5月下旬から6月初めまでの週間天気予報は概ね晴れの予報、第11回の天気は心配ないかと思いきや、3日前から天気予報が突然変わり、概ね曇りの予報で天気が読めない状況の中、当日を迎えました。
イベント当日の朝、自宅が有る郡山を出発する頃の天気は曇り、このまま持ってくれればなぁ〜!と思いながら桧山に向かうと、桧山高原に到着する頃には曇りの天気が何と雷雨に変わり土砂降りになってきた為、危険と判断、スタッフに“雷が近づいたら作業を中止しスタッフ及び御客様は車内で待機するように徹底する事”と通達。
そんな中でうれしい出来事が・・豪雨の中、桧山高原麓の商店前で我々に向け“イベントとガンバッテネ”と書いた大きな横断幕を持っている少年の姿が!スタッフ一同豪雨でモチベーションが下がり気味の中、一気にモチベーションが全開レットゾーン突入となり、地元少年ありがとう!そんな気持ちのまま会場に到着すると、雨の中ゲート前に並んでいる御客様が、スタッフ一同益々使命感に燃えながら作業開始!2日間頑張るぞ!!

まずは開会式に向け準備を進めると一時はどうなる事かと心配した天気も、ゲートオープンする頃には雨も上がり晴れ間が見える天気になり、順調に準備も進み無事に開会式を迎え、御越し頂いた来賓の方々から応援の御言葉を頂き、一層安全に留意しながらの開催を胸に思いました。開会式の最後に、今回初開催の“F3釣り大会”の実行委員長から、F3釣り大会の開会宣言のサイレンが鳴らされ“F3釣り大会”が正式にスタート致しました。

次々と四輪駆動車のオーナー達が会場に訪れ、思い思いの場所でF3を楽しんでいた様でした、桧山高原では珍しく夜もお天気になり、天然のプラネタリウムの様な星空を満喫した方もいたようでした。
直前の天気予報で、1日目は曇り2日目は概ね天気の予報だった事も有り、2日目は朝早くから多くのお客様が来客、特に地元常葉町在住の御客様が多く見られた事は、我々主催者はもちろんの事、F3に来て頂いた御客様や応援して頂いている全ての皆様方にとって喜ばしい事だと思いました。
2日目晴天に恵まれ大盛況の中、M3オープンクラスや毎年恒例になっているシュコシュコBALLOONが順調に進められ、今回は風船が無くなるほど参加する方が多かった様でした。
初めてのエリアでの開催となった、M3とオフロードコースでしたが、やはり経験と言うのは素晴らしいもので、特にM3に関して当初は戸惑う場面も見られましたが、2日目には完成度の高いコースが出来たようでした、オフロードコースに関しては、当初の予定を超えた台数がコースを走り、当初制作したコースと地形が変わってしまい、少々トラブルが発生した場面が見られた様でした。
開会式直後に始まった、今回が初開催の“F3釣り大会”が実行委員長のサイレンで終了し、早速倹量開始、主催者の予想を大幅に上回る釣果で一同大盛上りでした。
ドレスアップコンテストは、協賛を頂いた方が会場に御越し頂いた場合、会場に来ている全ての御客様の車輌の中から好みの車両を一台選び、ドレスアップコンテスト投票用紙に記入し本部に提出、それをもとに我々が表彰するシステムとなっています、今回御協賛を頂いたのは50社、50のドレスアップコンテストの表彰をする事となります、一社一分としても所要時間が50分ですが、このアトラクションは協賛社と主催者、そして御客様三方の協力で出来るアトラクションです、時間がかかりますが、御客様初め皆様の記念に残るアトラクションとして考えておりますので、これからも御協力を御願致します。
ドレスアップコンテストの表彰も終わり、大会最後のアトラクションの大ジャンケン大会、昨年に引き続きWin−Win様から提供されたロディオマシーン争奪ジャンケン大会で盛上り、最後にその場に残ったスタッフや御客様で閉会式を行い、楽しかった第11回フクシマフォーホイラーズフェスティバルが幕を閉じました。
我々は5回目F3の頃から、スタッフらから自然に10回までF3をやりたいね!!と言って開催して来ました、前回第一目標の10回目が終わり、今回11回目を迎え、新たな気持ちで11回目を!と言う事で、入場ステッカーをFUKUSHIMA FOURWHEELER’S FESTIVAL VOL.Tと同じデザインと致しました。
又F3は今から11年前の1999年に第一回目が開催されました、第1回から今回の11回目を比べると会場設備やイベントの規模が随分変わりました、我々にとって規模が大きくなって来た事は喜ばしいことでは有りますが、規模が大きくなると共に色々な対策も必要となってきました、その中でも我々が一番力を入れているのが“安全対策”です、おもだって見える所では、今回会場に御越し頂いた方々はわかると思いますが、前回のF3から大会期間中に警備員を配備したり、見えない所でもスリップしない様に鉄板を敷いたり、水撒きや安全ネット等、終り無き安全対策を行っています。
終り無き安全対策やコース整備で我々の財布を圧迫してしましました、それでもメンバーや知り合いに備品を借り等、随分節約をしてきたのですが、それでも間に合わず、どうやら次回開催から安全対策及び会場整備の一部を入場料の値上げと言う形で御客様に負担して頂く事となるかもしれません、その際は何卒御理解と御協力を御願致します。
新装した桧山高原で、又皆様に会える様に次回開催に向け着々と準備をがんばります、第11回F3にたずさわった全ての皆様、どうもありがとうございました。


PINEAPPLE RANGER 代表  菅野真弘