10月28日日曜日、PINEAPPLE RANGER CUP 2012年ゲストの部最終戦を行いました。
事前の天気予報で大会当日雨の確立80%、前月の山形ツーリングに引き続いて雨の中での開催になりそうなので、朝事前のプランを再検討しての開催となりました。

曇り空の中PINEAPPLE RANGER CUP2012年ゲストの部最終戦をスタート、1番スタートのエントラントはフルポイントでボーナスポイントゲット、2番スタートのエントラントはハイウエーテレーンで惜しくもスタート直後でタイムオーバー、3番スタートはフルポイントでボーナスゲット、4番スタートのエントラントが走る頃、雨がポツリポツリと降り出し、ゼッケン4番のエントラントはモーグルを登り切った沼にはまりスタック!これがドラマの始まりでした、スタックレスキューの方法を色々と試した結果、人力でのレスキューでレース再会、その後のエントラントは雨でぬかるんだモーグルで皆リズムを狂わし、エスケープをして2ポイントからのポイントをゲットすればその後の展開も変わると思われますが、皆マッドのモーグルを正攻法で果敢に攻め、敢無くタイムーバーが続きます、トラクタータイヤを装着したJA11のエントラントも、ぬかるんだモーグルを見事に制覇して観客から喝采を受けたものの、頂上付近の赤ポールの餌食となり、敢無くセクションカット、そんな中スタッフの注目を集めたのが2人の女性、ゼッケン12番の女性エントラントは、皆苦労している難所を制覇しているものの、マシーン!特にアクセルとの相性が合わず、エンジンストールを繰り返し、惜しいなぁ〜!!その後にエンジンストールを繰り返していたのは、ある凡ミスが原因だった事が判明、あれさえ無ければ表彰台も!と思われる、惜しいウッカリミスでした。

もう一人のゼッケン13番の女性は、皆苦労しているモーグルを制覇、頂上にたどり着きましたが、ドライバーから見えない1ポイントを中々ゲットできずにラインを崩し、最後の山ももう少しの所でラインがとれずに登りきれず、惜しくもタイムオーバー、しかしゼッケン13番の女性!頂上付近の沼にハマってからのリカバリーが絶妙、行けない所を何回も走らない、ステアーリングを巧みに操り行ける所を探す!余りのテクニックに感動さえ覚えました。

強者どもが勢揃いの中、1セクは多くの方がスタート直後のステアーケースを制覇するのに没頭した感じで、ステアーケースを実際は走破してはいるものの、リズムを崩した方、特に2人の女性はどちらの方もミスが無ければその後の順位も大きく変わっていたと思われます、本当に惜しい!!!!

早々にお昼を済ませ、2セクの最終仕上げ、2ポイント段差を登るセクションとV字から抜ける場所に整備を入れ、その頃にはスッカリ雨も小降りになり、2セクのドラマが始まりました。


PINEAPPLE RANGER CUP特別ルールにより、2セクはゼッケン番号順からさかのぼってのスタートとなります。

2セクの第一走者は、JB23でエントリーのエントラント、1ポイント直後の地盤の硬いモーグルの横に有る赤ポールをギリギリでかわし、跳ね上げの2ポイントや3ポイントを無難にゲット、V字から登るセクションも絶妙に攻め、落ち着いて4ポイントをゲットして、2セクの1番出走を無難にまとめていました。

この2セクの2ポイントは、レコードラインを勢い良く行くと左に寄りすぎてしまいゲット出来ないので、左から右に行くか、右から左に行くか、どちらかを選ばないとゲット出来ないポイントだった為、あらかじめラインを決めず勢いだけで登るとゲットしづらいポイントだったと思われます。
その為、大きく派手にフロントを跳ね上げても中々ポイントをゲット出来ないエントラントの方が多くいたようでした。

3ポイントゲットした後のV字を登るセクションは、コース手前からアプローチして、赤ポールの手前までコース全体を大きく使っていたエントラントが比較的速いタイムでクリアーしていたようでした。
そんな中、1セク上位に付けているエントラントは、V字を登るセクションを一旦はチャレンジしたものの、時間が掛ると見るや早々に攻め方を変更、バックしてリスクを回避し、その後のポイントをゲット、時間とコースを一杯に使い無難に2セクをまとめていました、その懐の深い攻め方こそが上位に進出するエントラントの攻め方だと思った、2セクの印象でした。

表彰式が始まる頃にはスッカリ日が暮れ、車のライトで表彰台を照らしながらの表彰式の中、下位のエントラントから順に成績を発表、優勝はいわき市から参加された、常連さんJA11の・・・・、その他二人の女性と終始スタッフを和ませてくれた方をスタッフ特別賞としてPINEAPPLE RANGER CUP2012年 ゲストの部最終戦を無事終了致しました。

今回のレンジャーカップは、今までに無く事前問い合わせが多かった大会で有りました、PINEAPPLE RANGER CUPゲストの部は事前エントリーのシステムが無く、全てが当日エントリーとなる中、遠くから来るエントラントの方々が当日確実に参加出来るのかを心配しての問い合わせが主でした、当日開催場所に行って見ると、既に数十人のエントラントが到着して受付開始時間を待っている状況でありました、遠い所から早く来て受付開始時間を待っているエントラントの方々を見て、次回来年開催の機会が有る時は事前エントリーシステムの導入を考える事も必要なのかと思いました。

ここ数年はハイブリットやファミリーカー人気に押され、四輪駆動車や四輪駆動車愛好家が極端に少なくなって来たと思われます、そんな中でPINEAPPLE RANGER CUPが盛況の中で続いているのは、一重に参加して頂ける皆様に御愛顧頂いた賜物だと思って感謝しております。

昨年は東日本大震災からの復興が主な活動内容でしたが、今年はF3を初めとして東日本大震災からの出発を意識しての活動となりました。
確かにフクシマの復興はまだまだ先だとは思います、しかし我々の様に趣味や愛好会の様に楽しむ事を前提に活動している団体から、明るく前向きに色々な事を出発して行かなければフクシマの復興は先延ばしになるだけの様な気がしてならないのです。

メンバーの中にも避難所や避難先からツーリングやイベントに参加したメンバーもいましたが、そんなメンバーも普段は色々大変な事も有るだろうに、ツーリングやイベントの時は普段の大変さを忘れ楽しんでいる様子を見て私も楽しんで一年間活動して来ました。

今回のレポートPINEAPPLE RANGER CUP 2012年 ゲストの部最終戦の活動を最後に2012年の活動は締め括りとなります。

今年もF3やPINEAPPLE RANGER CUP、ツーリングやイベントに、多くの方々に参加して頂き、御陰様で目立った事故も無く活動する事が出来ました事を感謝いたします、来年以降も“明るく、楽しく、安全に”をテーマとし、マナーとモラルの向上を目指し、無事故開催を大前提に活動して行きたいと思います、何卒御協力をお願い致します。

一年間ありがとうございました。

PINEAPPLE RANGER 代表 菅野真弘










PINEAPPLE RANGER CUP 2012年ゲストの部
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