新年あけましておめでとうございます。

昨年の3月ツーリングの時も申上げましたが、我々は昨年までの16年間、月一ツーリングを続して来ました、震災が有った昨年3月、流石にツーリングが途絶えるかと思いましたが、炊き出しと言う形で月一ツーリングが続けられて来ました。

しかし1月22日日曜日、前日から降り続いた雪の為、東北自動車道下りが通行止めになり、ツーリング当日集合場所に予定していた、東北自動車道下り“安達太良サービスエリア”に集合出来ない事とその他諸々が重なり、2012年早々月一ツーリングが途絶える危機が来ました。しかし個人的に諦めきれず、参加メンバー各位に自宅での待機をお願いし、諸々の予定をクリアーし当初の予定通りツーリングを決行する事としました。

最初の目的地の相馬は昨年東日本大震災発生直後、ボランティアセンターを通じ津波の影響により、床下に入りこんだ泥やゴミが取り除く掃除をした島様のお宅へ、その後の近況見舞いと御挨拶にお伺いする事としました。

当初の集合時間10時から1時間ほどすると、東北道も雪の通行止めも解除なり、今時の高速道路無料化を利用し一路数台で所々雪が残る東北道を北へ向かいました、普段乗り慣れていない高速道路もこの所の無料化によりスッカリ慣れっこになっており、快適なクルージングを楽しみながら最初の目的地相馬へと向かいまいた。

東北道を降り、峠の途中で名物のアイスクリームを食べ、ドライブ気分も盛り上がり、峠を越えると相馬市内に到着致しました。

スッカリ普段の静けさを取り戻した、震災直後ボランティアセンターと支援物資の倉庫になっていた商工会の建物を見物しながら市内を抜け、国道6号に出て、昨年のボランティア当日の記憶をたどりながら目的地をさがしましたが、昨年津波の影響直後に崩壊していた街並みとは違い、街並みが驚くほど綺麗になっていて、島様宅を探すのに困惑しましたが何とか家を探し当て、近所の方と団欒のひと時を楽しんでいる所に突然の訪問となりました。

早速家を見せてもらい、見違えるほど綺麗になった部屋の様子を見て嬉しくなり、お茶に誘われ暫しの閑談、その後の様子を色々と伺いながら当時の話を聞き、改めて色々な人の話を聞きボランティア活動に参加して良かったと思いました、帰りがけに島様のお母様が“これで終わらず又来て下さいね”と温かい言葉をもらい、目頭が熱くなってしました。

帰り道、全村非難地域の飯館村を通って帰ってきましたが、我々福島県民が置かれている立場を改めて強く感じさせられました。

改めてツーリングは楽しいと思ったと同時に、強い思いを持っていないと福島県に住んで四輪駆動車愛好家の活動を続けていけないと思った、2012年初ツーリングでした。

参加した皆様、お疲れさまでした。

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